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野戦憲兵 (ドイツ) : ウィキペディア日本語版
野戦憲兵 (ドイツ)[やせんけんぺい]

野戦憲兵()は、ドイツ陸軍における憲兵組織の歴史的な名称である。1810年、ザクセン王国軍で結成された国家憲兵組織において初めてこの名称が用いられた。また第二次世界大戦期のドイツ国防軍でも野戦憲兵が編成された。
==第一次世界大戦まで==

1810年から1812年にかけて、ザクセン王国、ヴュルテンベルク王国、プロイセン王国、バイエルン王国において、ナポレオン・ボナパルトがフランスで編成したジャンダルムリ(Gendarmerie)を模した地方警察部隊の編成が始まった。
プロイセン王国の国家憲兵は陸軍での兵役を終えた歩兵科および騎兵科の軍人によって編成されていた。彼らの身分は軍人であり、装備および給与は陸軍省から提供されていたが、平時は内務省の指揮下で警察活動に従事していた。そして戦争など有事が宣言された場合、国家憲兵隊員の50%を持って陸軍憲兵の中核たる国家憲兵の野戦部隊(Feld)、すなわち野戦憲兵隊(Feldgendarmerie)を構成することと定められていた。より多くの野戦憲兵隊員が必要とされるようになると、正規軍の歩兵および騎兵の下士官兵および士官からの引き抜きが行われた。
第一次世界大戦勃発時、ドイツ帝国における野戦憲兵隊の規模は33個中隊であった。1個中隊は60名の兵と2名の下士官から構成された。1918年以降、その規模は115個中隊まで拡大された。
敗戦後、野戦憲兵隊を含む全ての憲兵組織は解体された。ヴァイマル共和国時代にはこうした部隊は一切存在せず、代わりに一般の将兵が軍紀維持および警邏を行っていた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「野戦憲兵 (ドイツ)」の詳細全文を読む



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